吸入性アレルゲン(アレルギーの原因物質)とは、空気と一緒に呼吸器から侵入して、鼻粘膜、気管支粘膜、肺などに接触し、その場でアレルギー反応を起こす抗原です。
吸入性アレルゲンとしては、まず植物の花粉があります。
たとえば、スギ、ブタクサ、イネ科の植物、シラカバなどの花粉がアレルギー性鼻炎(花粉症)の原因物質(アレルゲン)ですが、これらの花粉が気管支喘息を引き起こすことはそれほど多くありません。
気管支喘息の主なアレルゲンは、コナヒョウダニとヤケヒョウダニなどのダニです。
ダニはどの家庭にも棲息しており、じゅうたんやぬいぐるみ、布団にはとりわけダニがつきます。
また、ハウスダストに含まれるダニの糞や死骸もアレルゲンとなります。
どんなに丁寧に掃除機を掛けても、ダニを完壁に取り去るのは不可能ですので、アレルギー患者にはなんとも厄介な事です。
そのほか、イヌやネコ、鳥などのペットの毛や皮膚、フケ、唾液、排泄物などに含まれるタンパク質も吸入性アレルゲンとなります。
気管支喘息の人は、ペットを飼わないように医師に言われるはずです。
そのほか、酵母菌の一種であるカンジダ、青かびの一種であるペ二シリウム(ペニシリンの原料)、といった真菌類も吸入性アレルゲンとなります。