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アレルギーぜんそく:マウスの治療に成功 理研が世界で初

白血球の一種で、体の免疫機能の司令塔となっている樹状細胞の働きを調整し、マウスのアレルギーぜんそくを治療することに、理化学研究所の研究チームが世界で初めて成功した。

チームはヒトの樹状細胞にも同じような免疫調整機能を持たせることに成功しており、ヒトでも同様の治療ができる可能性がある。他のアレルギー疾患にも有効と考えられ、治療の難しいアトピー性皮膚炎などの新しい治療法開発にも応用できそうだという。

理研免疫・アレルギー科学総合研究センターの佐藤克明チームリーダー(免疫学)らは、培養の際に特殊な操作をし、特定の抗原に対する免疫機能を働きにくくした「制御性樹状細胞」を独自に開発。

アレルギーぜんそくのマウスに、2週間で3回静脈注射したところ、気道の炎症がほぼ完治。アレルギーの指標となる白血球の一種「好酸球」の量も正常レベルまで減少した。

詳しく分析した結果、制御性樹状細胞によって免疫を抑制する制御性T細胞が増加したことが分かった。

免疫抑制効果は、3回目の注射から150日以上持続し、研究チームは「ほぼ根治した」と判断した。

佐藤さんは「マウスの結果がそのままヒトに当てはまるわけではないが、この方法だと特定の抗原に対してだけ免疫反応を抑えられ、副作用がない。今後、ヒトの難治性アレルギー疾患への応用を目指したい」と話した。

毎日新聞:毎日jpより、引用改変
http://mainichi.jp/select/science/news/20071018k0000m040109000c.html

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