皮膚や粘膜のガードを潜り抜けて、微生物が体内に侵入すると、貪食細胞といわ
れるグループが働きます。
その中で、一番にかけつけるのが顆粒球の一種の好中球です。
好中球は、普段は血管の中でパトロールをしており、最近などの異物を見つける
と、取り込んで殺菌します。
細菌をやっつけた好中球は、死に絶えます。自らの命を犠牲にするわけです。
好中球の死骸がたくさん含まれるのが、傷口の膿(うみ)です。
好中球が処理できるのは、大腸菌や緑膿菌、食中毒の原因となるブドウ球菌、扁
桃炎に関わる連鎖球菌などのサイズの大きな細菌類です。
また、好中球は2~3日と短い寿命であるため、細菌を完全に処理できないこと
があります。
その場合は、マクロファージの出番となります。
好中球の数が減少することがあります(白血病や薬剤アレルギーが原因)。
その場合は、感染症にかかりやすくなります。好中球が免疫の最前線で戦ってい
るからです。