T細胞は、「キラーT細胞」、「ヘルパーT細胞」、「サプレッサーT細胞」の
3タイプがあります。
キラーT細胞はその名の通り殺し屋です。
ウィルスに感染したり、ガン化した細胞(つまり非自己)を探し出してやっつけ
ます。
しかし、勝手に働くのではなく、司令官役のヘルパーT細胞からの命令により活
動します。
ヘルパーT細胞は、インターロイキンという物質を分泌し、キラーT細胞を活性
化します。
ヘルパーT細胞は、B細胞(リンパ球)にも抗体の合成を命令します。
そして、キラーT細胞やヘルパーT細胞が暴走しないようにコントロールするの
がサプレッサーT細胞です。
免疫システムが働きすぎると正常な細胞を傷付けるからです。
3つのT細胞の働きは以下のようです。
ウィルスが体内に侵入すると、マクロファージ(免疫細胞)が発見・処理すると
同時に処理断片を提示します。
それに気づいたヘルパーT細胞がインターロイキンを合成して、キラーT細胞を
活性化します。
活性したキラーT細胞は分裂・増殖し、ウィルスに感染した細胞に結合します。
その細胞膜に穴を開け、タンパク質分解酵素を入れて内部のウィルスも細胞その
ものも処理します。
一連の処理が終わると、今度はサプレッサーT細胞が反応が続かないようにブ
レーキをかけます。
このような連係プレイにより、免疫システムが成り立っています。
エイズは、マクロファージとヘルパーT細胞に感染し、免疫の連係プレイを破壊
して免疫力を低下させ感染症にかかりやすくなります。