Top >  健康情報 >  ぜんそく患者の体質に合う薬を、遺伝子型で見分ける手法を開発

ぜんそく患者の体質に合う薬を、遺伝子型で見分ける手法を開発

日本国内の気管支喘息の患者は、250万~300万人といわれ、吸入式の薬を使うことが多い。
群馬アレルギーぜんそく研究所(群馬県邑楽町)は、喘息患者404人を対象に調べたところ、59人(15%)には薬の効果がなかった。
この喘息の薬が効かなかった患者の遺伝子型を調べたところ、いずれも「祖先型」であった。つまり「変異型」の喘息患者には薬の効果が現れたことになる。

遺伝子型の違いで、薬の効果が分かれることが、日本人でも確認されたことになる。

群馬アレルギーぜんそく研究所は、この遺伝子型を短時間で見分ける方法を開発した。
薬が体質に合わないと、喘息症状を悪化させることもあるので、同研究所は今後、患者の体質に応じた「テーラード医療」につながる検査方法として、実用化を目指す。

開発した検査方法のは、口の中の粘膜を綿棒で採取し、遺伝子型の塩基配列を調べるクロマトグラフ法で解析することで、検査時間を約2時間にした。
血液採取の必要がなく、乳幼児でも検査が容易なほか、その日のうちに適切な治療方法が分かれば、患者の負担も軽減できる。


毎日新聞 2008年5月26日

 <  前の記事 ジュースマシン  |  トップページ  |  次の記事 免疫寛容のメカニズム  > 


おすすめリンク