免疫システムは、ウィルスや細菌、その他異物を排除して私たちの体を守ってく
れます。
しかし、本来あってはならないことですが、白血球が自分自身を攻撃してしまい
ます。この病気を自己免疫疾患といいます。
自己免疫疾患代表的なものは、関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどの膠
原病です。
関節リウマチは、白血球が自分の関節を攻撃し、関節痛、関節の変形が生じます。
免疫系は、なぜ自己を攻撃しないのか、はたまた時として自分の組織に反応する
のか、これは免疫寛容という現象が関与しています。
細胞の表面には「接着分子」という接着剤の役目を果たす分子があります。
この「接着分子」は他の細胞に信号を送ったり、受診したりします。
例えば、抗原を貪食したマクロファージは、「接着分子」から信号を送りT細胞
を刺激して免疫反応を開始させます。
では、このT細胞は、体内の臓器を攻撃しないのかというと、臓器の細胞には
「接着分子」がないのです。
ところが、たとえばウィルス感染による炎症などの影響で肝臓の細胞が「接着分
子」を発現するとT細胞に信号が送られて、肝臓を攻撃します。
ウィルス感染以外では、ある種の薬剤、紫外線、放射線が考えられます。