五木寛之はいわずと知れた人気作家で「養生の実技」など健康や病気などに付いての著書もあり、帯津良一先生はホリスティック医学で有名な開業医です。面白くならないはずがありません。
二人に共通しているのは、極端に走らないことです。
たとえば、玄米を食べればあらゆる病気が治るなどという治療家は怪しいという。
あくまでも「中道」で、中道とは両極端の真ん中という意味ではなく、右へ左へ揺れながら、真ん中あたりの道を行くということのようです。
食養生についても、水をたくさん飲むとか、塩分を極力控えるなどは気をつけるようにと言い、ひとりひとり体や嗜好が異なるわけであるから、万人に適するものはないと言い、やってみて、自分の体の反応を見るように勧めています。
また、帯津先生は、酒、タバコ、肉など体に悪いといわれている食品に関しても、絶対ダメというのではなく、それらを適量摂ることにより、喜び・楽しみを感じるならば良いというスタンスです。
これらの考えは、私のように極端に走りやすい健康オタクには、大事なことを気づかせてくれます。
病気になる人は、生命場のエネルギーが低いのではないかと帯津先生は言っていますが、食べ物や運動ばかりを考えるのではなく、そういう発想もこれからは必要だと感じました。
二人が何度も言っていますが、自分の体の変化や一つの養生法が自分に合っているかどうかなど、自分の感覚を鋭くすることが必要と言っています。
話が多岐にわたり、また現役の医者の本音が聞ける本書は、手元において時々読みたい本です。