乳酸菌の免疫への関与とくにアレルギーに関する作用についての研究により、乳酸菌が花粉症や通年性アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などの症状を緩和する働きがあることがわかってきました。
Ⅰ型アレルギー(アレルギー性鼻炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎など)の症状は、IgEクラスの抗体が働くことによると考えられています。この抗体を作るのはB細胞ですが、それをIgEクラスのものにするかどうかは、ヘルパーT細胞がコントロールします。このとき、ヘルパーT細胞のTh1細胞とTh2細胞は、通常両者はバランスを保ち、免疫反応をコントロールしています。なんらかの原因により、ヘルパーT細胞のTh1細胞がよく働くと、IgEクラスの抗体は作られにくくなり、Th2細胞がよく働くと逆にIgEクラスの抗体は作らやすくなりアレルギーになりやすくなります。
したがって、Th1細胞とTh2細胞の免疫バランスを改善(体質改善)すれば、発症のもとであるIgE抗体の産生を抑えることができ、アレルギー体質が改善されることになります。
乳酸菌はTh1細胞を活性化させる働きを持つことが知られており、Th2細胞の働きがつよくなった状態の免疫バランスの改善が期待できるものとして注目されてきました。
花粉曝露試験施設において乳酸菌「ラクトバチルス・アシドフィルス L-92株」が、花粉症および通年性アレルギー性鼻炎に効果があると実証されました。