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小児喘息は治るのか?

小児喘息は、大人になったら治るといわれていました。そういわれていたということは、実際にそういう子供がいたということでしょう。
ニュージーランドで「ドゥネディン」という所で生まれた赤ちゃんの、26年余にわたり研究された結果によると、26歳の時点で約27%(4人に1人)が喘息であり、子供のころに喘鳴(ゼーゼー、ヒューヒュー)あった人の約半数(50.1%)は成人になっても喘鳴があったということです。つまり、小児喘息は大人になったら治るとはいえないということです。
小児喘息が重症であるほど治りにくいかどうかの研究がオーストリアの「メルボルン喘息調査」でわかります。1964年から続けられている喘息の世界最長の予後調査です。
7歳の段階で重症度に4段階が設定され、10歳、14歳、21歳、28歳、42歳と調査が進められました。
7歳の時、最軽症の患者は42歳の時点で60%以上が「寛解」状態で、最も重症の患者はその90%がなんらかの喘息症状がありました。やはり、重症なほど治りにくいということです。
しかし、調査開始当時は今日のような優れた治療薬はありませんでしたので、今後、状況は変わるものと思われます。
「Q&Aでわかる アレルギー疾患 2008 Vol.4/No.3 より引用改変」

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