2月6日(2010年)のTBSテレビ報道特集NEXTで、中国製の歯科技工物について大きく取り上げていました。
当ブログでこのことについて書くのは、私が歯科技工士だからです。
このTBSテレビで一番問題にしていたのは、中国製歯科技工物に使用されていた金属(合金)に、
有害物質であるベリリウムが1.4~1.9%含まれていたことです。
歯科技工物は、患者さんの口の中にセットされるわけですが、
ベリリウムが害になるかどうかの研究は少ないそうで、
問題はないという教授と、口の中に入れたくないと発言する教授と、
相反する意見を言っていました。
しかしながら、ベリリウムを含む合金を、歯科技工士が、
仕事中にその粉塵を吸うことは、有害であることは確かなようです。
そのために、厚生省は、ベリリウムを含む合金の使用を禁じたのでしょう。
ですが、中国の歯科技工所が、ベリリウムを含まない合金を使い始めたら、
あるいは、国家が決めたならば、問題は解決することになります。
中国製技工物の問題は、有害物質ではないのです。
一つは品質であり、もう一つは国家資格の問題です。
中国製技工物は品質が悪いといわれています。
品質の悪いものを日本国民の口の中に入れてよいのでしょうか?
食品や衣料品あるいは電気製品などは、消費者が納得して買うので問題はありません。
しかし、歯科技工物では、歯科医師がちゃんと中国製であると説明するとは思えません。
それ以上に、ちゃんと教育を受けていない人間が作ることが問題です。
そして、それは、歯科技工法に照らしてもおかしいと思います。
日本では、歯科技工物は、歯科医師および国家資格を取った歯科技工士のみに製作することが許されています。
しかし、中国製技工物は、日本の国家資格を持っていない中国人によって製作されています。
つまり、無資格者が作っています。
でも、厚生労働省は、中国製技工物の輸入を認めています。
どう考えてもおかしいと思います。