黄砂(こうさ)とは、中国やモンゴルあたりの漠または乾燥地域の砂が、砂嵐などによって上空に巻き上げられ、偏西風に乗って東アジアの広範囲に飛来し、地上に降り注ぐ気象現象のことです。
降り注ぐ砂のことも「黄砂」と呼びます。
この現象は、主に春の時期に起きるので、黄砂アレルギーはこの時期に多く発症します。
中国の工業地帯の上空を通過する際に、黄砂は大気汚染物質を吸着し、健康に悪影響を与える汚染物質に変身します。
黄砂には大気汚染の化学物質が付着しているため、化学物質過敏症の傾向となり、黄砂で喘息や気管支炎を発症する人、アレルギー症状が悪化する人が増えています。
中国は2008年にオリンピックが開催されることもあって、急速に工業化を進めているため、砂漠化と大気汚染が進み、黄砂の発生回数が増えるとともに、アレルギー症状の重症化も必至です。
東京・神奈川などは、黄砂が比較的少ないため、東京中心のメディアがこの黄砂アレルギーを取り上げることが少なく、問題を小さくしています。
◎黄砂アレルギーの症状は、
黄砂は日本に飛散するまでに汚染物質を吸着しているので毒性があり、目の充血や、のどが腫れたり、黄色の鼻水が出たりします。
黄砂によって粘膜が傷つくことで、鼻をかむと微量の出血を確認したり、ちょっとしたことで鼻血がたれてきたりすることもあります
眼精疲労、夜間の咳がひどくなる場合もあります。
肺の奥に大量に吸引されると、黄砂は肺に固着してしまいます。
そうなると黄砂に付着している汚染物質が血液中に少しづつ吸収されることになります。
これにより、黄砂を吸って1ヶ月以上たってからも、悪影響を及ぼすことになります。
また、黄砂に含まれている化学物質で気管支に炎症が起きると、気道が狭くなります。
そうなると体は神経を緊張させて気道を確保しようとします。
寝る時に神経が緊張するので睡眠が浅くなります。喘息と同じ状態です。
◎黄砂アレルギーへの対策は、
・3月から5月までは黄砂が多いので、その時期には天気予報に注意する。
・花粉症対策と同様に、眼鏡やマスクを使用する。
・外出を極力控える。
・黄砂の多い日には、極力洗濯をしない。
などです。