Top >  気管支喘息

気管支喘息

気管支拡張剤

気管支喘息の治療では、抗アレルギー薬や吸入ステロイドとともに、「気管支拡張剤」という薬が使われます。

気管支喘息ではヒスタミンなどの働きによって平滑筋が収縮して、気管が細くなって呼吸が苦しくなります。

この収縮した気管を拡げて、呼吸を楽にする薬が気管支拡張剤です。

気管支拡張剤には、吸入するタイプと、飲むタイプとがあります。

発作時には吸入するタイプを使います。


副腎髄質から分泌されるホルモンの一つ、「アドレナリン」は、平滑筋に存在するレセプター(「β2受容体」)に結合して、気管支を拡げます。

気管支拡張剤はアドレナリンをまねてβ2受容体を刺激して、気管支を拡げます。

私が使っている気管支拡張剤は「セレベント」です。成分は、「サルメテロール キシナホ酸塩」です。

なお、補足説明として、平滑筋が収縮して気管が細くなるのには、それなりの意味があります。
気管が細くなった状態で咳をする方が、より空気の内圧が高まって異物を排出しやすくなるからです。

気管支喘息のしくみ

気管支喘息の人は、ダニやハウスダストといったアレルゲン(アレルギーの原因物質)に対する免疫ができています。

つまり、すでにアレルゲンに対するIgE抗体が作られ、マスト細胞(肥満細胞)の表面に結合しているわけです。

そこに気管や気管支などの粘膜を通って問題のアレルゲンが侵入してくると、当然のごとく、IgE抗体はそれと結合し、2つのIgE抗体を橋渡しするようにアレルゲンと結合し、マスト細胞のスイッチがオンになって、ヒスタミンなどの化学伝達物質が放出されます。

ヒスタミンは気管支の平滑筋の収縮を引き起こす原因物質なので、気管が細くなって呼吸困難な状態となります。

さらに厄介なことには、活性化したマスト細胞が産生するロイコトリ工ンにも、同様に気管支の平滑筋を収縮させる働きがあります。

また、マスト細胞はサイトカインを作り、好酸球を呼び寄せます。

そして好酸球は、同じく気管支の平滑筋を収縮させるロイコトリエンを産生します。

と同時に、好酸球顆粒の酵素タンパクにより、過激な炎症反応が引き起こされます。(これが遅発型反応による気管支喘息の発作です。)

すべて、悪い方へ悪い方へと進んでいきます。

好酸球が過剰に働いて気管支粘膜の上皮細胞が傷つくと、いっそうアレルゲンが侵入しやすくなります。


気管支喘息を治療するには、損傷を受けた粘膜の細胞組織を正常な状態に戻してやる必要があります。

気管支喘息

気管支喘息は、気管支の粘膜で起こるⅠ型アレルギーです。
                      
口・鼻から吸い込んだアレルゲン(アレルギーの原因物質)が鼻粘膜でⅠ型アレルギーを引き起こすと、アレルギー性鼻炎の症状が現れますが、これが気管や気管支の粘膜で起こった場合には気管支喘息といいます。

抗原は、花粉であることは少なく、主にダニやハウスダストです。

気管支喘息とは発作的な痙攣(けいれん)性の呼吸困難で、症状としては、呼吸がゼイゼイいう、咳が止まらない、などです。

なお、小児喘息とは子供の気管支喘息のことをいい、そのしくみは大人の気管支喘息とまったく同じです。

気管支喘息一覧

気管支拡張剤

気管支喘息の治療では、抗アレルギー薬や吸入ステロイドとともに、「気管支拡張剤」と...

気管支拡張剤の続きを読む>

気管支喘息のしくみ

気管支喘息の人は、ダニやハウスダストといったアレルゲン(アレルギーの原因物質)に...

気管支喘息のしくみの続きを読む>

気管支喘息

気管支喘息は、気管支の粘膜で起こるⅠ型アレルギーです。             ...

気管支喘息の続きを読む>

< 前のカテゴリ「根本から治すアトピー・アレルギー」へ  |  トップページ  |  次のカテゴリ「甲田光雄氏関連」へ >