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アレルギーの治療

オーダーメイド医療

これからのアレルギー治療
        
現在、ガンをはじめとする多くの病気で遺伝子治療の研究が進められています。

アレルギー症でも、これからの治療において、「遺伝子」がキーワードとなるでしょう。

患者ひとりひとりの遺伝子に対して「オーダーメイド医療」が、アレルギーの診断・治療の主流となるといわれています。

この遺伝子の解析が、世界中の研究機関で進められています。

いずれ、遺伝子の解析と、遺伝子と病気との関係が解明されれば、「病気にかかる可能性」や「薬に対する反応」などを遺伝子レベルで調べて、ひとりひとりの患者にあった治療を行うことが出来るようになります。

これが未来のオーダーメイド医療です。

抗ヒスタミン薬

抗アレルギー薬は、「抗ヒスタミン作用」の有無によって大きく2種類に分類されます。

予防薬的に使う場合には抗ヒスタミン作用がないものを、即効性が必要な場合には抗ヒスタミン作用があるものを使います。

「抗ヒスタミン薬」とは、ヒスタミンの働きを抑制する作用をもった薬です。

細胞のレセプターにフタをして、ヒスタミンが細胞のレセプターと結合するのをじゃまをします(ヒスタミンの生成や放出には影響しない)。

ヒスタミン薬は、「血管の透過性の亢進を抑制して炎症を抑える」、「平滑筋の収縮を抑制する」といった効果を発揮します。

一方、抗ヒスタミン薬には服用後に眠くなるなどの副作用があります。

かぜ薬を飲むと眠くなるのも、薬に含まれる抗ヒスタミン薬の働きによるものです。


注:

抗アレルギー薬とは、アレルギー症状を起こす科学物質が細胞から放出されるのを抑える薬です。

抗アレルギー薬

アレルギーになってしまったら、治療で、アレルギーになる前に戻すのは難しいことのようです。

しかし、「抗アレルギー薬」と呼ばれる薬を使うことで、アレルギーの症状を軽くすることは出来ます。

「抗アレルギー薬」とは、アレルギー反応に関係するヒスタミンやロイコトリエンなどの化学物質が作られないようにしたり、その働きをジャマしたりする薬です。
                    
たとえば、活性化したマスト細胞は、平滑筋収縮作用を持つトロンボキサンA2という化学伝達物質が産生しますが、この物質はある酵素の働きによって、細胞に含まれるアラキドン酸という脂肪酸から合成されます。

「抗アレルギー薬」は、この酵素の働きをジャマして、トロンボキサンA2の産生を抑えてアレルギー症状を軽くします。

また、細胞のレセプターにフタをして、ヒスタミンが細胞のレセプターと結合するのをジャマをします(ヒスタミンの生成や放出には影響しない)。

気管支拡張剤

気管支喘息の治療では、抗アレルギー薬や吸入ステロイドとともに、「気管支拡張剤」という薬が使われます。

気管支喘息ではヒスタミンなどの働きによって平滑筋が収縮して、気管が細くなって呼吸が苦しくなります。

この収縮した気管を拡げて、呼吸を楽にする薬が気管支拡張剤です。

気管支拡張剤には、吸入するタイプと、飲むタイプとがあります。

発作時には吸入するタイプを使います。


副腎髄質から分泌されるホルモンの一つ、「アドレナリン」は、平滑筋に存在するレセプター(「β2受容体」)に結合して、気管支を拡げます。

気管支拡張剤はアドレナリンをまねてβ2受容体を刺激して、気管支を拡げます。

私が使っている気管支拡張剤は「セレベント」です。成分は、「サルメテロール キシナホ酸塩」です。

なお、補足説明として、平滑筋が収縮して気管が細くなるのには、それなりの意味があります。
気管が細くなった状態で咳をする方が、より空気の内圧が高まって異物を排出しやすくなるからです。

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